イタリアで、2016年に下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が可決されたことを受けて、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演された大ヒット舞台「My Big Gay Italian Wedding」が、イタリアのコメディ映画界の重鎮アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督によって遂に映画化!ゲイカップルとそれをなかなか認められない親世代との世代間ギャップが巻き起こす大騒動を通して描く、自分の中の偏見や差別に上手く向き合えない全ての人たちに贈る、21世紀の今を生きる家族の物語。
1989年3月21日、イタリア、タウリアノーヴァ生まれ。父は詩人、作家。イタリア国立映画実験センターを卒業。2010年より舞台、テレビ、映画で活躍。2015年公開の『Cenere』で映画初主演を飾った。2017年には、Rai製作のテレビシリーズで成功を収めた『Che Dio ci aiuti』のキャストに加わり、その後テレビシリーズ『Don Matteo』に出演。主演作『リッチョーネの日差しの下で』(20)がNetflixにて配信中。
1986年2月2日、イタリア、ナポリ生まれ。イタリアの犯罪ドラマテレビシリーズ『Gomorra: La serie』(14~)で主役を演じ、一躍有名に。主な出演作に『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(17)、リュック・ベッソン監督の『TAXi ダイヤモンド・ミッション』(19)、人気テレビシリーズ『FARGO/ファーゴ』の第4シーズンなど。
1973年1月10日、イタリア、ミラノ生まれ。監督、脚本家、俳優。舞台俳優としてキャリアをスタートし、2007年に脚本を手掛けた舞台「Happy family」が大成功を収める。2010年に、『エーゲ海の天使』(93)でアカデミー外国語映画賞を受賞したガブリエレ・サルバトレス監督によって映画化され、共同脚本、助監督として参加したジェノヴェージは、本作でイタリア映画批評家協会賞脚本賞にノミネート。2011年に、『La peggior settimana della mia vita』で映画監督としてデビューを果たした。2018年にイタリアで公開された本作『天空の結婚式』は、Golden Ciak賞助演男優賞にノミネート、国際的なLGBTQ作品の映画祭であるOutflix国際映画祭で最優秀外国映画賞を受賞、イタリア国内興行でも成功を収めた。
『10 giorni senza mamma』(19)などのジェノヴェージ監督作品の撮影を手がける。主な作品に、トニ・セルヴィッロとダスティン・ホフマン出演の『L'uomo del labirint』(19)、トニ・セルヴィッロとジャン・レノが初共演を果たした『霧の中の少女』(20) 。